先週1週間は、HDDの整理ということもあって、ずっと映画の録画を観ていました。
ということで前々回の記事で韓国映画の記事をUPしましたが、
今回は日本映画🎬3作品を自分の覚えのために記録しておきます。
興味のない方はスルーしてくださいね。
『ソロモンの偽証 前篇・事件』
原作:宮部みゆき「ソロモンの偽証」(新潮文庫刊)
監督:成島出
脚本:真辺克彦
©2015「ソロモンの偽証」製作委員会
キャスト:藤野涼子:板垣瑞生:石井杏奈
直木賞ほか多数の文学賞を受賞するベストセラー作家の宮部みゆきが、「小説新潮」で9年間にわたり連載したミステリー巨編「ソロモンの偽証」
もう一度、事件を調べてください。
柏木君を突き落としたのは――。
クリスマス未明、一人の中学生が転落死した。柏木卓也、14歳。彼はなぜ死んだのか。殺人か。自殺か。謎の死への疑念が広がる中、“同級生の犯行”を告発する手紙が関係者に届く。さらに、過剰報道によって学校、保護者の混乱は極まり、犯人捜しが公然と始まった――。拡大する事件を前に、為す術なく屈していく大人達に対し、捜査一課の刑事を父に持つ藤野涼子は、級友の死の真相を知るため、ある決断を下す。それは「学校内裁判」という伝説の始まりだった。
~新潮社特設サイトより
韓ドラで先に観たので観はじめはあれ~~って感じでした。ただ韓ドラの内容もうる覚えなのでしっかり視聴しました。
まず感じたのは、キャストでずいぶん違うと思います。
この映画では、等身大の中学生年代の俳優さんはオールオーディションで選ばれた子役が演じているのでより身近な出来事に感じられます。
内容もグイグイ引き込まれていきます。
作者が10年かけて書いたという小説の映画化はそんなに単純なものではないと思います。前篇121分、後篇146分と少し長いですが制作も大変だったと思います。
この映画に関しての評価がいろいろネットでも書かれているので、今更感想をUPするのはどうかと思うので、面白い映画だということだけ書いておきます。
韓ドラ視聴と今回と何度かおじゃました新潮社の特設サイトですが・・・6冊の文庫本はハードルが高いです。
『Fukushima 50』
☆☆☆
2020年製作/122分
配給:松竹、KADOKAWA
監督:若松節朗
原作:門田隆将
脚本:前川洋一
キャスト:佐藤浩市、渡辺謙、吉岡秀隆、安田成美
2011年3月11日に発生した東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故で、未曾有の事態を防ごうと現場に留まり奮闘し続けた人々の知られざる姿を描いたヒューマンドラマ。2011年3月11日午後2時46分、マグニチュード9.0、最大震度7という日本の観測史上最大となる地震が起こり、太平洋沿岸に押し寄せた巨大津波に飲み込まれた福島第一原発は全電源を喪失する。このままでは原子炉の冷却装置が動かず、炉心溶融(メルトダウン)によって想像を絶する被害がもたらされることは明らかで、それを防ごうと、伊崎利夫をはじめとする現場作業員や所長の吉田昌郎らは奔走するが……。現場の最前線で指揮をとる伊崎に佐藤浩市、吉田所長に渡辺謙という日本映画界を代表する2人の俳優を筆頭に、吉岡秀隆、安田成美ら豪華俳優陣が結集。「沈まぬ太陽」「空母いぶき」などの大作を手がけてきた若松節朗監督がメガホンをとった。
~映画.comより
コロナの関係で公開されても劇場で観た人は多くはなかったのでしょうね。
だから公開1年で地上波で観ることができたんだと思います。
現場で従事していた人たちの様子がよくわかった。
演出と俳優さんたちの演技はリアリティに富んでいて真剣に見入ってしまった。
あの頃津波の被害がTVで流されてはいたが、福島第一原発の現場でこんなことがあったんだとリアルに伝わってきた。
そんな映画だからなおさら怒りのような気持ちがふつふつとわいてきてしまった。
当時の総理のことや東電の本社のお偉いさんたちのことは報道されていたんだっけ???
確かに総理が批判されていたような記憶はあるけれど・・・
ストーリーの中のセリフにもあったが、原発の地元の人たちは、原発ができることに好意的な人が多かったことは事実でしょう。
それは国内のどこの原発の地元でも同じだと思う。原発によって潤っていることも確かでしょう。
電気代が安いんだという話も聞いたことがありますが・・・
だから地元の人たちは原発反対を堂々と訴えることはできなかったんだと思う。
今になって歴代の総理の何人かが脱原発を訴えているようですが、この人たちも今国を回しているわけではないから言えるんでしょうね。
日本も原発に頼らなければエネルギーが足りないから原発を作ってしまったわけでしょう?
だったらそれに代わるエネルギーを作り出すように国も電力会社ももっともっと努力してほしいものです。
ストーリーの中で「想定外の津波だからこんなことが起こった」・・・ようなセリフがあったけれど、それは国と東電の想定が低かっただけのことでしょう?
もし福島第一原発のような事故がまたあったら・・・😞と真剣に考えてほしいものです。
『硫黄島からの手紙』
☆☆☆
2006年製作/141分/R/アメリカ
原題:Letters from Iwo Jima
配給:ワーナー・ブラザース映画
監督:クリント・イーストウッド
製作:スティーブン・スピルバーグ ロバート・ロレンツ クリント・イーストウッド
製作総指揮:ポール・ハギス
キャスト:渡辺謙、二宮和也、伊原剛志、加瀬亮、中村獅童、裕木奈江、尾崎英二郎
クリント・イーストウッド監督が、太平洋戦争最大の激戦だったといわれる硫黄島の戦いを日米双方の視点から描く映画史上初の2部作。アメリカ側から硫黄島を描いた「父親たちの星条旗」と対をなす本作は、硫黄島の戦いに参加した一人の若き日本軍兵士の目を通して、約2万2千人の日本軍を率いたアメリカ帰りの名将・栗林忠道中将らの戦いを描く。
~映画.comより
第二次世界大戦の激戦地、硫黄島。圧倒的なアメリカの兵力を相手に死闘を繰り広げた日本兵士たちの素顔と、届けられなった手紙に託された想いを描く。
~NETFLIXより
2006年、硫黄島の地中から数百通もの手紙が発見された。それはかつてこの島で戦った男たちが家族に宛てて書き残したものだった……。戦況が悪化の一途を辿る1944年6月。陸軍中将・栗林忠道が硫黄島に指揮官としてやってきた。アメリカ留学の経験を持つ栗林の防衛戦略は、島中にトンネルを張り巡らし、地下要塞を作り上げるというものだった。1945年2月19日、ついにアメリカ軍が上陸する。戦いは36日間にも及ぶ激戦となった。徐々に退却を強いられていく日本軍。玉砕を求める部下に、栗林は最後まで戦いぬけと命令した。
~dTV公式サイトより
ずいぶん前の映画なので、作品情報はネットでいろいろ寄せ集めました。
日本語を話すキャストはすべて日本人俳優で全編日本語なので日本映画かと思っていましたが、アメリカ映画でした。
確かに戦闘シーンなどはリアルです。
渡辺謙の陸軍中将・栗林忠道役はさすがだなぁという感じ。
二宮和也の一等兵役は、なんだかさめた感じで戦争中にもこんな人もいたんだろうなぁとは思う。
皆お国のため、天皇陛下のために戦っていたには違いないが、心の片隅には故郷のこと、家族のことを思い、生きて帰りたいと願っていたと思う。ただそれを口に出すか出さないか・・・。
検閲で送られることがないような手紙をひたすら書きつづった兵士たちの手紙を埋めたのはどういう思いだったんだろう。
自分たちの気持ちを表に出すことなくそっとしまい込もうと思ったのか、後から掘り出せると思っていたのか、考えると涙が出てくる。
どうして日本人兵士の感情をアメリカ人監督がうまく表現できたのか?と思ったが、日本人もアメリカ人も一人の人間としては皆おなじなんだろうなというのが私の結論。
戦争は二度と起こってほしくない。
画像はネットよりお借りしました。m(__)m
この記事へのコメント
ログの大好きな徳さん
その局面を映画化すると 時の政府が何をやったのかが
わかりますよねぇ~。
そんな告発めいた映画が 観たいなぁ~・・・。
まりん
おはようございます。
コメントありがとうございます。
告発めいた映画・・・簡単にできるものではないでしょうね。
『Fukushima 50』での東電本社や政府ののことだけでもよく描いたなぁと思います。
ケロッチ
「ソロモンの偽証」私も韓ドラマ見てました
が!もう記憶が薄っすらとしかないです
ずっしりと重い内容だったはずですが(^-^;
宮部みゆきの連載が9年間も!ビックリです
日本版映画も気になります~。
「Fukushima 50」主人も私も放送あるのは、わかっていましたが
録画しませんでした見るのも辛い感じがして。
原発のことは他人事ではないと思ってます
北海道でも日本海側の寿都町の町長が
高レベル放射性廃棄物(核のごみ)
その最終処分場の候補地に手を挙げて
大問題になってます、どこの田舎町も過疎化が進んで
補助金で財政危機を乗り切ってもと思いますが。
「硫黄島からの手紙」公開時に見てました
スピルバーグにクリント・イーストウッド
このお2人だけでも凄いですよね。
ホントに戦争は、どこの国でも起こってほしくないですが
この先どうなっていくんでしょうね(;^_^A。
おとめ
Fukushima50は 観たいなぁと思いながら
逸してしまいました…
硫黄島からの手紙は 観ました…
どちらも 重いテーマですし どちらも正直
政府にとっては不都合な真実なんじゃないかなと
思いますが 硫黄島の手紙の場合は 監督が
日本人で無く邦画でないので…
Fukusima50は 邦画だったからか 上映期間が
短かったのだろうなぁと思ってます
まりん
おはようございます(^^)
「ソロモンの偽証」視聴済みだったんですね。衛星劇場でしたっけ?保存はしてなかったので、観比べることはできませんでしたが、あ~そんな感じだったかなぁと思いながら観ました。
「Fukushima 50」は原発の現場で働く人たちの様子が描かれていたので、身に迫るような緊迫感が何とも言えず、辛いという気持ちよりも、怒りのような気持ちが強く感じられました。
「硫黄島からの手紙」は公開の時に観られたんですね。
私は映画館が苦手なので、こんな風にTVで観るチャンスがうれしいです。こんな戦争はぜったにしないでほしいです。
まりん
おはようございます。(^^)
Fukushima50はまたTVで放送されるでしょうね。現場で働く人たちのことが描かれていたので観る価値はあると思います。
硫黄島からの手紙は観ていたんですね。私は映画館が苦手なのでいつもTV待ちです。
どちらも重いテーマですが、やっぱり知っておくべきことだと思いました。
yona
まりんさんにしてはかなり硬派な映画を視聴されたんですね。(^-^;)
「Fukushima 50」先日、3.11/10年に合わせて放送がありましたね。制作は去年だったとはビックリです。
事故当時、東電が海水を入れたら、事故後使えなくなるから止めさせたとか、理系出身の菅総理が知ったかぶりして現地入りしたのが、事故処理を遅らせ悪化させる事になったとか話題になってましたが、映画はそういう経緯まで丁寧に描かれていましたね。
「硫黄島からの手紙」~太平洋戦争の激戦地ですね。
日本版は視聴したけど、あまり感動がなかったように記憶してます。
上皇様ご夫妻は、天皇即位してまもなく慰霊訪問されましたね。
「ソロモンの偽証」韓国ドラマ版視聴しました。
確か高校が舞台だったように記憶してますが、原作は中学だったんですね。
まりん
こんにちは(^^)
韓ドラをたくさん録画していても、ちょっと飽きてしまったり、気分がのらない時のために、短時間で観られる映画を適当に録画しています。スカパーで、たまたま年末年始にいろいろ映画が放送されていたので、内容はほとんど見ずに録画してました。まだほかにも観たものや未視聴の映画があります。1週間映画週間がありましたが、また韓ドラに復帰しています。^_^;
イエティ1号
ちょっと内容がボヤ~っとしているので又読み返してみようかなぁ~。
後の二つはレンタルビデオで観ました。
両方とも実話なので説得感がありますね。
ぺこ
BS韓ドラで良いドラマは少ない中
いじめによる殺人か自殺か学校やママ友にエゴにムカつきながら「凍てついた愛」が今面白いです
その内容が「ソロモンの偽証」に似てる様な
最近できた図書館で探してみます
父に散々軍隊の話や戦争の悲惨さを聞かされて
育った私は戦争物の映画やドラマは
観ることができませんが
目を背けてもいけない様な気もします
まりん
こんにちは(^^)
コメントありがとうございます。
「ソロモンの偽証」は読まれていらっしゃるんですね。
長編ですね。私は老眼になってからは本はほとんど読んでないので、読書をされる方はすごいなぁと思います。
映画もレンタルビデオで見られているんですね。イエティ1号さんはなんでもできて尊敬します。
まりん
こんにちは(^^)
「凍てついた愛」知らないです。また感想を聞かせてください。
「ソロモンの偽証」は長編なので読むのは大変ですね。
実際に戦争を体験された方は、やっぱり語りたいと思います。やはり目を背けてはいけないんでしょうね。